Twitterはついにユーザー同士の交流を通じてお金を稼げるSNSに進化した。
この機能は「Super Follow(スーパーフォロー)」と呼ばれ、ユーザーが独占的なコンテンツをツイートすることで報酬を得られるというものだ。またコミュニティと呼ばれる、特定の関心事を持った人々が集まるグループを作成して参加できる機能も追加される。
ユーザーは特別なコンテンツにアクセスできるだけでなく、購読者限定のニュースレター、サポーターバッジ、お得な情報や割引などの特典を受けることができる。「スーパーフォロー」のアイコンは、通知、ホーム画面のダイレクトメッセージアイコンの横にある。
Twitter社は、この機能を利用してクリエイターや出版社がファンから直接報酬を得られるようにしたいと考えている。Twitterのニュース機能のいくつかは、クリエイター、出版社、 Podcast、ジャーナリスト、コンテンツ制作者に焦点を当てており、音声ツイートやニュースレターが追加されたのも同様の理由だ。
2021年からTwitterはプラットフォームを収益化する方法を倍増させてきた。2週間前、同社は2020年度第4四半期の収益報告書にサブスクリプションを含める計画を明らかにした。
Twitterが買収したRevue社の影響で、有料のニュースレターオプションの導入が始まった。さらには、同プラットフォームはClubhouseのようなオーディオチャットルームである「Spaces」もテストしている。
「スーパーフォロー」においては、各ユーザーが利用料を設定できるのか、それとも発表されているように4.99ドルの定額制になるのかは明らかにされていない。仮に定額制とすると、各ユーザーの利用規模を考慮しないこととなる。
その一方で、利用した量に応じて一定の割合で手数料を取る可能性が高いとされているものの、不透明な点が多いため、このあと明確な料金プランが発表される予定である。
今回の開発は、2月25日(木)に開催されたTwitter Analyst Dayの仮想セッションで発表されたものに過ぎず、いつその機能が追加されるのかは明らかになっていない。
Twitterがプラットフォームを収益化する計画を示唆した際、我々はいくつかの推測を立てた。そこで少なくとも2つの選択肢(独占コンテンツを閲覧するための有料会員登録とチップ)がリストから消えたため、ユーザーは他の選択肢を期待できる。
これらの予想される追加機能は、Facebookのような他のプラットフォームやPatreonのような独立したアプリですでに利用可能である。つまり、仮にTwitterがこれらの機能を導入する場合、競合に対抗できなくてはならないということであり、非常に厳しいと考えられる。
また、このニュースを受けての反応を見る限り、有料のフォローモデルやコミュニティを追加することは、これまでのプラットフォームの特徴を脅かす可能性が示唆されている。
今後、これらの機能がどのように受け入れられるのか注目していきたい。
翻訳元:With ‘Super Follow’, you can now get paid for tweeting on Twitter
表題画像:Photo by Akshar Dave on Unsplash (改変して使用)