2020年2月20・21日に、ラトビアの首都リガで開催された「TechChill 2020」。SUNRYSEは同カンファンレンスのオフィシャルパートナーを努め、現地での取材を実施した。
今回はステージセッションの中から、ピッチバトル「50 Founders Battle」のGreentech (グリーンテック) セッションの全スタートアップを紹介する。
Artusystemはガソリンの代用品となるエコな燃料を開発している。燃料コストと排気ガスを50%削減する。
The Litteryの設置したゴミ箱に、ゴミを捨てることで宝くじをもらえるサービス。一般消費者のゴミ拾いを促進する。
家庭で出る生ゴミを有機肥料に変えるボックスを販売。ラトビアでは食料廃棄が多いという問題を背景としているそう。
ノマドワーカーのためのモバイルルーター。グリーンとの関係がイマイチわからなかった。
ビル管理を効率化・一元化するソフトウェアを展開。エアコンや電気などのエネルギー管理を自動で最適化する。
ナノテクノロジーによって、産業応用の可能性のある素材を開発するスタートアップ。応用例として、リチウムイオン電池の性能を改善するフィルムを挙げていた。
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商品の輸送などで用いられる緩衝材(いわゆるプチプチ)の代用品となる、羊毛から作る緩衝材を開発。エストニアではECの消費が多いことから、緩衝材のゴミ問題が深刻だという。
無線充電モジュールを開発するスタートアップ。ピッチでは、電動キックボードの事業者と連携して、街中に充電ステーションを設置する計画を披露。BirdやLimeなど電動キックボードのサービスが増えているが、筐体の充電のために一台一台改修してメンテナンスしているという背景がある。
下水処理場から出る廃棄物を、肥料やガスに再利用するために、余分なものを取り除くシステムを開発。
家庭で大麻を栽培できるキットを販売。大麻のClick&Grow。「ケミカルを混ぜるような悪徳なディーラーからマリファナを買うのをやめよう!」とのこと。
いかがでしたでしょうか?Greentechセッションは特にオーディエンスが多く、ヨーロッパの消費者のサステイナビリティ意識の高さに加え、投資対象としての注目度の高さを思い知りました。