Contxto - ブラジルのフィンテック企業、Payfaceの最近の投資額は300万レアル(57.2万米ドル)で、ここからもコンタクトレス決済の将来性がうかがえる。投資家としては、テック企業のBRQ Digital SolutionsやAlvarez & MarsalのNext A&Mファンドなどが名を連ねている。
顔認証技術のスタートアップは資金を使って事業を拡大し、コンタクトレスの取引を目指す多くの小売業者とつながることになるだろう。実際にPayfaceは、スタッフの増員を計画している。
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フロリアーノポリス発のこのフィンテック企業は、いくつかの生体認証技術の本格的な活用を推し進めている。
店舗でクレジットカードやデビットカードを出す代わりに、買い物客がすべきことは、Payfaceのアプリやベンダーのアプリをダウンロードしてサインアップすることだ。商品購入の際には、店舗のレジに設置されたモバイル端末に顔を見せるだけで決済が完了する。携帯電話を引っ張り出す必要もない。
確かに少し不気味ではあるが、人と人との接触が減り、店舗の行列も解消される。
一方ベンダーには、顧客に関するより多くの情報を収集し、データ・ドリブンで顧客中心の戦略を通して、多くの情報を活用できるというメリットがある。
興味深いことに、このスタートアップでは、人がフェイスマスクをつけていても顔認識を適用できるように技術を微調整している。
「我々が優先するのはスーパーマーケットと薬局だ。衛生規制にさらに適合する必要のある、主要なサービスだからだ」と、Payface共同創設者のEládio Isoppo氏は述べている。
なぜ大きな意味があるのか:これら技術やサービスはすべて、斬新で少しばかり普通でないことのように思われるかもしれない。しかし、中国など他の国では、顔認証決済システムが一般的になりつつある。同様に、この種のテック企業がCOVID-19の影響を大きく受けるラテンアメリカで果たす役割を見ていくことも興味深いものになるだろう。
最終的にはきっと、外出時に財布を忘れるのが当たり前になっているのだろう。スレンダーマンでもない限り、顔がなくなるなんてことはないのだから。
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翻訳元:Forgot your wallet? You can always pay with your face