2020年、Microsoftは、インドネシアの大手EコマースプラットフォーマーであるBukalapakと戦略的パートナーシップを結んだ。
パートナーシップの結果、BukalapakはMicrosoft Azureを優先的に使用し、MicrooftはBukalapakに戦略的な投資を行う予定である。
Bloomberg レポートによると、Bukalapakは1億ドルの資金調達を予定しており、MicrosoftはGICとEmtek Groupと共に共同出資を行う予定である。
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本パートナーシップは1,200万社以上の零細・中小企業(MSE)および1億人以上の消費者向けにソリューションを展開するBukalapakのクラウドインフラを増強するためMicrosoftの専門ノウハウを活用することを目的としている。
「このパートナーシップは、インドネシアにおけるテクノロジー主導のコマースソリューションを発展させていく上でとても重要な意味を持つ。Microsoftとの深い協力関係を示すものであり、我々は今後より一層協力関係を強化していきたい。」と、BukalapakのCEOであるRachmat Kaimuddin氏は述べている。
「Microsoftが我々に示してくれている信頼は、当社のインドネシア国におけるテクノロジーリーディングカンパニーとしての自信を更に強化するのと同時に、我々が顧客に対してさらなる価値を提供しなければならないことを意味している」と加えた。
両社はBukalapakの従業員と加盟店の人員に向けたデジタルスキルトレーニングの提供においても協力していく予定である。これは諸島内に存在するデジタルギャップを埋めるための重要な施策に位置づけられる。
「Bukalapakのサービスは、インドネシアの社会に実質的かつ永続的な影響を与えており、急速に変化する市場における同社の革新的な考え方は、商人、企業、消費者にとって新たな機会を創出するだろう」と、Microsoft Indonesiaの社長であるHaris Izmee氏は述べている。
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Bukalapakは、デジタル技術を通じてインドネシアをより豊かにすることをミッションに2010年に設立された。同社はEコマースに加え消費者向け金融サービスと決済システムを提供している。
同社は列島全体のデジタル化を促すことで、自社サービスの更なる展開と経済の発展に寄与したいと考えている。
Microsoftという強力なパートナーを獲得したBukalapakの今後から目が離せそうにない。