Contxto - ラテンアメリカのどの地域にも、少なくとも1店はコーナーショップが見られる。メキシコでは主に「tienditas」と呼ばれ、他の地域では「tiendas de barrio」や「bodegas」などと呼ばれている。子供たちにとっては、放課後のおやつを食べるのに打って付けの場所だ。家庭では、牛乳やパンなどの毎日の商品を手に入れるための場所となっている。
しかし、スーパーとの激しい競争、デジタル化、そしてCOVID-19によって、これらの地元産業の多くがピンチに陥った。これら家族経営の小さな商店の存在しないコミュニティを想像するのは、大変物悲しいことでもある。スタートアップはこの問題をよく認識しており、様々な方法で解決の手助けをしたいと考えている。
電子決済を提供するスタートアップは、これらの中小企業や商店が収益源を拡大するためのソリューション提供の最前線にいる。
しかし、高額な支払い端末を提供するのではなく、Clip(メキシコ)やBillpocket(メキシコ)のようなフィンテックの例に見られるように、ベンダーの携帯電話に接続し、WiFiで作動する、よりアクセスしやすいモデルを採用している。
場合によっては、端末自体の購入にデータプランが付属しており、tienditaの管理者がインターネットサービスのために別途支払いする必要のないプランをも提供している。
他のPOS端末には、商品カタログや店舗のオーナーが在庫を管理するのに役立つ管理システムなど、クールな機能が多々含まれている。
フィンテックの中には、融資ソリューションを通じて地元のコーナーショップを支援しているものもある。
例えば、Grupo Modelo(AB InBevが所有する醸造所)は最近、メキシコでスタートアップのスピンオフ、Z-Techを立ち上げた。フィンテックのTienda Pago(ペルー)やKonfío(メキシコ)とのパートナーシップを通じて、これらの小さな商店に融資ソリューションを提供している。
最近500 Startups LatAmに受け入れられたメキシコのYoFio。このフィンテックスタートアップは、コーナーショップにおけるマイクロレンディングの道を切り開いている。買い物客がこれら商店での商品の購入開始に必要なのは、YoFioの電子財布だけになる。買い物の後、自分の口座に請求された金額を毎週の分割払いで支払うことができるからだ。
コーナーショップの供給維持を支援する物流スタートアップとして、ラテンアメリカでもいくつかの例が挙げられる。
ペルーのAbaxtoは、店舗とサプライヤーを結びつけ、最適な価格を分かりやすく提示する。また、サプライチェーンプロセスの透明性を重視し、これらの企業が注文を追跡できるようにしている。
コロンビアの Chiper と Dedo は、大手小売業者と同様に、小規模事業者に運営と販売促進を最適化するためのプラットフォームを提供している。店舗のオーナーは、プラットフォームから必要なものをすべて検索し、オプションを比較対照することができる。
iBasto(メキシコ)もまた、コーナーショップがサプライヤーを見つけて在庫を補充するためのプラットフォームを提供している。最近では、これら愛すべきtienditasのため、資金調達ソリューションであるCrediBastoというサービスもローンチした。
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翻訳元:How Latam startups are saving local corner shops