Jun 26, 2020
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パンデミック後の世界でどのように技術力のギャップを埋めることができるだろうか?

アジアにおけるビジネスの成長には、市場が直面している人材的課題の克服が必要不可欠である。
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パンデミックは世界を震撼させ、経済を沈め、多くの人々にビジネスの再考を迫るものであった。これまでに例を見ない程の大規模な災害とも言えるこのパンデミックは、これまで当たり前に捉えてきた物事の考え方について、常に混乱に備えておくことの重要性を浮き彫りにしたと言えるだろう。

私は、ビジネスパートナーとブロックチェーンビジネスを運営しているが、日々成長しつつある新しい技術であるという性質上、機敏さと柔軟性を求められていることをよく感じている。パンデミックに直面して、私たちは、特にヘルスケアとサプライチェーンアプリケーションを大量にプッシュしようということに、今まで以上のリソースを投入し、意欲を燃やしている。とはいえ、誰もが、そのような幸運な立場でビジネスに向き合えるわけではないだろう。

シンガポールの労働市場は、スタートアップも含めて、企業側による資本の抑制が進みつつあり、人員削減や内定辞退が増加している。新卒者にとっては、このパンデミック下でキャリアをスタートする必要があり、非常に厳しいタイミングであると言えるだろう。

特定の業界の成長がストップし、企業はキャッシュフローという目先の問題に対応する必要がでてきた。既存のプロフェッショナル達は自身の雇用が確保されるのか、大きな不安を抱いている。

雇用市場全体で見れば厳しい状況であるということに変わりはないが、逆境に直面しているこの状況であらゆるものが失われているというわけではなく、特に、テクノロジー関連の特別なスキルに対して、広く門戸を開いているようなEC業界の企業などはチャンスというべき状況にあると言える。

「Shopee」「Foodpanda」「Zalora」といったテック企業がシンガポールで、ITの専門家やプログラマーを最大で約150人ほど採用しようとしている一方で、同じ業界の中には従業員の解雇や無給休暇の取得推進を行なっている企業もある。しかし、(この状況下で)これらの人材はどの側面において真に必要とされているのだろうか?

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VCファームによるデータベースSEAcosystem.com」によると、現在の環境では、企業が採用している役職の大部分がエンジニアリング関連の専門職に関連しているという。そして、このレポートでは46.2%のスタートアップがエンジニアリング関連の職種を採用しているとされている。

皮肉なことに、この地域は洗練された熟練のプログラマーへの大きな需要を抱えつつも、十分な人材が揃っていないというのが現状だ。

「GoSchool」は「OpenNodes (powered by Tribe)」「Ngee Ann Polytechnic」「Indorse」が最近立ち上げたインカムシェア契約に基づくデジタルプログラミングスクールであり、このテクノロジー分野における人材の需要と供給のギャップを埋めるということを目的にしている。

大学の卒業生が就職活動をしているこの時期に、Skills Future Creditsを使って新しいスキルを習得し、就職時に残金を支払ることのできるような仕組みが出来上がったという。このバーチャルプログラムは、6月に最初のバッチを開始し、「Shopee」「Foodpanda」「Zalora」といった雇用パートナーと連携して、学生達の仕事を確保している。

「GoSchool」は開発者が教育を受ける上で最初に直面する課題、例えば学習費用や就職といった問題を気にすることなく、学習やスキルアップができるようにすることを目的とした、関係者らの努力によって構築された。これは時代が直面している状況を考えると、大きな説得力を持った取り組みと言える。

この取り組みは学生を単なる稼ぎ頭(cash cows)としてではなく、ある種の投資として取り扱うことを意味しており、私達が日常的に学生に押し付けてしまっている深刻な負債や負担(環境的な面において。)を、なんとかして取り払おうという変化でもある。また、それは同時に市場のスキルと才能の需要関係が満たされるようにする、ある意味での保証でもあろう。

このインカムシェア契約という概念は、1950年代に経済学者のミルトン・フリードマンが「人的資本契約」として最初に考案したものであり、学生の抱える借金問題に対して、実際の市場状況に基づいた解決策の一つとして受け入れられてきた。インカムシェア契約の初期の提唱団体には、サンフランシスコに拠点を置く「Lambfa School」があり、彼らは世界クラスの講師と一流のカリキュラムを持っていた人気のコーディング・ブートキャンプだったという。

しかし、このような教育のモデルは静的(=static)なものではなく、今まで通りの本来あるべき姿を目指すのであればやはり慎重な教育が必要となるだろう。だからこそ、もし本当にこの流れを全体に押し通し、変化を起こすべき時期がくるのであれば、それはまさしく今この時である。その成功には、変化し続ける市場の中で、学生のための雇用環境と強力な求人のネットワークが必要になるであろうことは明らかだ。

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バーチャル教育というものが登場した。オンライン学習と教育は、主にそのアクセスの用意さとその講師の質の高さ(どこにいる人材も確保できる。)からこれまでも非常に有用な手段ではあったが、一方で、インターネットの通信環境やこれまでのメソッドへの依存環境がバーチャル教育の可能性を妨害してしまっていた。COVID-19がそれらを排除し、デジタル学習の分野は飛躍的に成長し、教育界における新しい道筋を開いたと言える。

アジアにおけるビジネスの成長には、市場が直面している人材的課題の克服の必要性を忘れてはならない。

まるで鷹のように、技術の需要と供給に目を光らせ、官民学の連携を推進し、市場に対応し、そして学生の興味や関心を中心に構築されるアクセスの容易な高等教育システムの提供が必要不可欠だ。

画像出展: Husna Miskandar on Unsplash

翻訳元: How to bridge the tech talent gap in a post-pandemic world

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