Contxto - コロンビアのスタートアップ企業、MUYは、食品・飲料業界とテクノロジーを繋げる次の一歩を踏み出している。
2020年7月、同スタートアップはボゴタに初のコンタクトレス・レストランを開設したことを発表した。
この店舗はコロンビアでパイロットテスト中だが、MUYはこれまでのところ、ユーザーの反応が予想を上回っていると報告している。そして、結果が十分に良好であることが証明されれば、より多くの店舗がこの自動化モデルの下で改装されることになるだろう。
このようなプロジェクトは決して安くない。同スタートアップは昨年、ALLVPが主導するシリーズBラウンドで1,500万ドルを調達していたので、これらの資金が助けになったようだ。
このフードテック企業は現在メキシコとコロンビアで事業を展開しているが、ブラジルでもパイロットテストを実施したいと考えている。
MUYのCEO兼共同創業者であるJosé Calderón氏によると、ラテンアメリカで人の手を介さない店舗は初めてだという。
顧客は自分の食べたい料理を注文して、キオスクで支払うだけで購入プロセスを完了できる。今のところシステムは、クレジットカードやデビットカードだけでなく、現金も受け付けている。しかし、MUYはこの先、QRコードを介してのトランザクションの導入を目指している。QRコード決済は間違いなく、真のコンタクトレス体験のためのマストハブ機能の一つだろう。
食事の準備が整った段階で、施設内の指定されたロッカーからそれをピックアップでき、そしてその場ですぐに”bon appetite”(=召し上がれ)。
質問や懸念がある場合には、レストラン内で働いているスタッフからのアシスタントを得られるベルもある。
あなたが素早くランチを済ませてしまいたいサラリーマンであれば、MUYの最新のベンチャーは、効率的な試みに思えるだろう。またMUYが説明している通り、キオスクの画面が常に清掃されているのであれば、コロナウイルスを広げるリスクを減らすための革新的なアプローチとも呼べるだろう。
レストランを変革するためのアプローチは他にもある。例えば、Wi-Fiのパスワードを自動的に共有したり、携帯電話でデジタルメニューを提供するアプリやシステムなどが例として挙げられる。
しかしこの種の体験は、全てのシナリオにおいて味気ないものというわけではないのだ。
確かに、チャットボットやタッチスクリーンは、お勧めをしたり、冗談を言ったり、心の底からの笑顔を見せたりするような、生きている人間と全く同程度の温かいサービスを提供することはできない。しかしこれは、スタッフが質の高いサービスを提供するために適切な訓練を受けていると仮定してのことだ。
いずれにしても、改善タスクは簡単に、時間をかけることなく、テクノロジーに委任することができる。
結局このことは、レストランが用意する料理のようなものだ。つまり、フレッシュなイノベーションと人間味のあるタッチとの間の”味”のバランスをとることで、楽しく食事ができるということだ。
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翻訳元:0% human interaction; MUY opens its first contactless restaurant in Colombia