新型コロナウイルス感染症によるパンデミックがもたらした影響の一つに、人々のコミュニケーション方法を大きく変えた点が挙げられる。人と人が物理的に交流する機会が減るなかで、人々はこれまでにないほど、通常の業務にテクノロジーを活用し始めた。ズーム会議やバーチャル上でのコーヒーMTG、そしてオンライン会議まで、オンラインでの業務は増え続けている。
私自身もライターとしてオンライン取材を続けていると、ズームでの仕事後にはどっと疲労を感じている。おそらく多くの人が、Googleカレンダー上にずらりと並ぶオンライン会議を終えた後、疲労困憊していまうという状態を経験したことがあるだろう。
新型コロナのワクチンが普及し始めたことで、オンライン会議の機会は減っていくのかもしれない。しかし2021年も、リモートワークを中心に新しい働き方が続く可能性は高いだろう。「Twitter」や「Google」、そして「Facebook」などの大手のテック企業が、すでに2021年の在宅ワークの継続を発表している。そのため、他の多くの企業も追随する可能性が高い。
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そこで今回は、オンラインでの業務の質を向上させる4つのヒントを紹介したい。
オリジナルのパワースポット作りに関しては、日本の作家でありライフスタイルクリエイターの第一人者でもある近藤麻理恵氏の著書「Joy at Work」の中で、私が個人的に非常に効果的だと感じている。
近藤氏は仕事をしている人々に対して、自分の好きなものだけで構成された「パワースポット」をもつことを勧めている。
例えば、植物が好きな人は、家の中に緑で埋め尽くされたスポットを作ると良いだろう。自分がとても好きなものですべてが満たされている空間は、自然の中でリラックスした状態に近づけるという。
私の場合は、パワースポットを音楽で埋めようとしている。部屋の中にキーボードやスピーカーがあると、短いオンライン会議の後に、心をほぐしてリラックスできる。
オフラインの様々なシーンでは、相手に良い印象を与えるために、おしゃれに気を使っていた方も多いのではないだろうか。そのルールは、オンラインのビデオ通話や会議にも適用できる。
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暗い照明や散らかった背景など、オンラインのイベントやネットワーキングセッション中に悪い印象を与えないようにするためには、少しの工夫で大きな効果を得ることができる。例えば、明るさを調整するための小さな照明リングや、雑音を軽減する「Krisp」などを導入すると、自分自身の気持ちも大きく変わるだろう。
オンラインでの会議が主流になったことで、現在はコミュニケーションを取るための時間が固定化されつつある。そのため、相手の時間を尊重して、議論のポイントに集中しながら会議を実施することが重要である。
私はインタビュー中に議論のトピックをメモすることで、会話が軌道から外れている時は元に戻るように心がけている。
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しかし会話の内容やコミュニケーションの時間を短くすることは、雑談を全くしないロボットのようになれと言っているわけではない。「最近どうですか」というような質問は、コミュニケーションを取るうえでとても重要である。
オンライン上でビジネスを展開するでも、ビジネスパートナーとの相性は重要である。そこでおすすめしたいのが、「Crystalknows」というクロームの拡張機能だ。これは、仕事関連の人々や居住国以外の人々と、効果的にネットワーキングをする上で非常に効果的なツールである。
「Crystalknows」には、パーソナリティAIと呼ばれる技術を使用されている。そのため機械学習とAIを活用して、オンライン上のデータから人々のパーソナリティを予測している。そのため、初対面の人々とオンラインで会う際に、事前にパーソナリティーなどを調査することができる。