Contxto-ユニセフが運営するクリプトカレンシー(暗号通貨)ファンドは、現在投資活動に注力している。6月19日にはこれまでで最大の投資を実施したと発表した。その結果、ラテンアメリカの4つのスタートアップが、125ETH(ブロックチェーンメディアを運営するコインテレグラフによると、約28,600ドル相当)を調達することになった。調達した資金はプロトタイプの作成や技術の拡大などに使用される。
今回の投資ラウンドでは、国際機関がブロックチェーン技術のソリューションを提供するために、発展途上国から合計8社のテクノロジー企業を選んだ。プレスリリースによると、これらのスタートアップはファンドから当初最大10万ドルを受け取っていたが、現在は暗号通貨も追加で受け取っているという。
これらのスタートアップは資金調達以外に、メンターとの面談やネットワーキングの機会を通じて、自社のサービスや商品をアピールできる。また、このファンドの投資は今回が2回目であることも注目したい。前回の投資先は、3社のスタートアップから構成される小規模なグループであった。
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現在ユニセフは資金調達の機会を提供しており、ブロックチェーン技術を利用したアーリーステージのスタートアップからの申請を受け付けている。プログラムでは最大10万米ドル(不換紙幣または暗号通貨)の資金援助を提供している。詳細を知りたい場合は、ユニセフ・イノベーション基金の募集をチェックしてみよう。
このような資金調達の発表の場面では、通常は同じ国のスタートアップが選出される傾向がある(メキシコやブラジル、コロンビアなど)。しかし、今回は少しバリエーションに富んでいるので、ぜひチェックしてみよう。
幼児教育はその後の人生や成長に重要な役割を果たす。そのためアフィニターダは、チャットボットを通じて、両親に子供のためのアクティビティやガイダンスを提供しようとしている。6歳までの子供たちは、興味をそそるタスクを通じて、将来に向けた準備を進めることができる。
シレハは、言語障がいをもつ子供たちに記号を使用したコミュニケーションをとるサポートを提供するために、アプリケーション「Cboard」の規模を拡大しようとしている。特にこういったタイプのツールが実際に存在しない国への展開に関心をもっている。今後は機械学習や新しいインターフェースを製品に追加していきたいと考えている。
このスタートアップは以前、ユニセフのイノベーションファンドのアクセラレータープログラムに参加していた。今回は同団体の暗号通貨ファンドを通じてイーサリアムを調達。デジタル証明書のプラットフォームを支援し、子供たちの卒業証書をオンラインで登録し、授与している。
今回選出されたスタートアップのもうひとつの教育系テック企業でもあるUtopicは、仮想現実(VR)技術を使用して、教室での学習体験をより魅力的なものにしようと試みている。VRヘッドセットとビデオゲームを活用し、小学校レベルの500人の子供たちに製品のテストを行い、学習をより楽しいものにすることを目指している。私が子供の頃にこういった技術があれば、なんと嬉しかったことか!
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翻訳元:UNICEF Cryptocurrency Fund invests ~US$28,600 in startups working with blockchain